Toby Elliot氏のblogでアナウンスされた、IPGとMTRの変更についての記事の和訳です。各文書の発効日は下記「新しい文書」内の日付をご参照下さい。

原文はこちら
https://blogs.magicjudges.org/telliott/2018/10/01/policy-changes-for-guilds-of-ravnica/
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新しい文書
IPG
https://wpn.wizards.com/sites/wpn/files/attachements/mtg_ipg_5oct18_en.pdf

MTR
http://wpn.wizards.com/sites/wpn/files/attachements/mtg_mtr_5oct18_en.pdf
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ギルドをテーマにしたアナウンスの更新をしっかりと用意してたはずなんだけど、どうやらそれっぽくしたギルドは次のセットに入ってるみたいなんだ。だから今回は変更は無しってことにして、また『ラヴニカの献身』で会うことにしようか。

なんてね!立派なギルドがいくつかお目見えしていることだし、新しいコミュニケーションの節と細々とした明確化が沢山ある。前に進め!

アクションを取り戻せ

今回は、2行以上割く価値がある変更は一つだけ。取り戻す節が追加されたことだ。

誰かしら、僕らがプレイヤー達にミスを撤回するための変更を突然許可し始めたんじゃないか?ってパニクる前に、実際は全く反対なんだ。形式的ではない取り戻しは長年の間、許されてきた。僕らがここで行うのは、適切な理念を公開することで、ジャッジ達が一貫性のある視点によって取り組むことができるようになるんだ。

このゲームはチェスではないから、駒に触れたか触れないかでアクションしたかどうかを判断する、ということはない。実際にアクションを行う前に、プレイヤーが手を動かしながら考えるものだと思っているけど、その一方でプレイヤー達に、ゲームの進行上一定のペースでプレイしてもらう様に要請してもいる。間違った土地を掴んでしまった、などといった手が滑ってしまった上での誤りに対する幾ばくかの寛容さを含む枠組みを持つことで、意図していない動作や言語コミュニケーションをしない様に麻痺する必要はないのだと、プレイヤー達にちょっとした勇気づけを行うことができる様になる。

我々が焦点を当てたのは、情報が得られたかどうかだ。プレイヤーが動作をとったときに、止められてレスポンスされたなら、そのアクションは確定される。でも今までも"そのクリーチャーに《恐怖》を…、と、待ってそいつじゃマズいな"とか、"セット《島》、《従者》に《恐怖》…っと、ありゃ、《島》じゃなくてこっちの《沼》をプレイしなきゃダメだわ"ってプレイヤーが言ってたとき、我々は(一貫性はないものの)許容してきた。これからは、何が重要になっていて、何を許容すべきでないのかについての、より良い指針があるということだ。もちろん、ジャッジが、情報が得られたかどうかが判断できない場合には、巻き戻すという決定は許容されない、というのがデフォルトになる。



Quick Hits
・いくつかの更新に跨って、コミュニケーションと、どうしたら対戦相手から得た誤った情報を基にプレイした場合に復元が(可能なら)許容されるのか、について多くの議論を重ねてきた。しかし、ジャッジからの情報が誤っていた場合についてのオプションが存在していなかった。これは修復され、ヘッドジャッジは誤ったジャッジコールによって発生した誤りをやり直せるようになった。なお、誤ったジャッジコールというのは、プレイヤーからの質問に訊きたいこと以上に答え過ぎた、ということと等価ではないことに注意して!
・外部情報の参照はこれまで"非公開"情報を得ることを参照してきた。より正確性を期すため"秘匿"情報に変更された。ルールを運用する上では全く影響はない様に思える。思うに、これまでずっとみんなこうだと仮定してやってきてたんじゃないかな。
・これまで、チーム構築戦で同じカードを2名以上のプレイヤーが使用していた場合には、後ろの文字のプレイヤーがカードを取り除かれて(そして【ゲームの敗北】をもらって)きた。これより、デッキリストの変更が必要な場合、誰のデッキが変更され、誰が【ゲームの敗北】を受けるのかという意思決定はチームによって成される。
・グランプリ・トライアルはかつて店舗イベントになったときにルール適用度が一般になった。現在、このイベントは該当するイベントの前夜のみに開催され、非常に熟練したスタッフによって運営されている。これらのルール適用度を競技に戻した。
・二つ以上の部分的修正のカテゴリに分類される誤りは、これらの分類に当てはまり続けるなら部分的修正が可能である。以前は不明瞭だったので、言葉遣いをまとめた。
・以前の更新で、複数日にまたがるイベントのペナルティの累積のリセットを、1日目が終わるより前に2日目の足切りが行われるグランプリのために、足切りのタイミングに動かした。すっきりした足切りを好む人々からのフィードバックがあったので、ペナルティのリセットはその日の終わりに戻すことにした。
・実践的というよりは理論的な分野に近い領域の質問なのだが、公的な回答を発表することにした。チーム構築戦で《執拗なネズミ》を使用できるチームメイトは何人か。1人だ(もちろん、そのプレイヤーは何枚でも使用して良い)。

また、理解しやすくする為の機能的でない細かな言語修正が沢山ある。コンバットの手順の省略の言葉使いは見てくれよな!提案してくれたり、間違いを指摘してくれた皆さんに感謝を。特に大きな声で、Nicolette Apraez、Paul Baranay、Carlos Ho、Isaac King、Yuval Tzur、Joseph Steet、Matt Braddock、Jurgen Baert、Matteo Callegari、Kevin Desprezと、一仕事だったデッキの問題の格上げの例に新しい言葉遣いの提案をしてくれた皆さに。僕は提案やものごとの改善案を聞くとき、いつも嬉しくなるんだ!

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