Toby Elliot氏のblogでアナウンスされた、IPGとMTRの変更についての記事の和訳です。各文書の発効日は下記「新しい文書」内の日付をご参照下さい。
原文はこちら
http://blogs.magicjudges.org/telliott/2016/07/18/policy-changes-for-eldritch-moon/

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新しい文書

IPG
http://wpn.wizards.com/sites/wpn/files/attachements/mtg_ipg_22jul16_en.pdf

MTR
http://wpn.wizards.com/sites/wpn/files/attachements/mtg_mtr_22jul16_en.pdf

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今年の分のポリシーの変更はすっ飛ばそうと思ってた人、ここに書いておくからね。少しの部分が並べ変えられたし、いくつかの文が明確になるよう書き換えられた、特に、英語を母国語としない人向けに。そして、少しの重箱の隅について言及された。実際のとこ、グランプリ・トライアルのアナウンスの興奮に尽きるよね。そして、合体。合体は奇妙なことを起こすことがある。

なに?
重箱の隅の詳細を知りたいって?えっと、まぁ、なんとかして僕らはそいつをちゃんと取り上げる必要があるみたいだね。率直に箇条書きにしようか!

・一つは確かにポリシーの変更である。でもこれ、ほとんどの人はすでに適用してたんじゃないかな。マリガン中に、ゲーム開始時の占術ではないアレ(便宜上こう呼ぶことにするよ)で、二枚以上見た時は〔マリガン手順の誤り〕ではなく〔非公開カードに関する誤り〕に分類される。たとえ、厳密にはゲームが開始する前だとしても、理念上では合致するだろう。

・"次のターンのアップキープの開始時に、カードを1枚引く。"は、もはや〔誘発忘れ〕における領域変更を伴う遅延誘発型能力ではない。この一節は、誘発型能力が生成された時に、移動するオブジェクトが固定されるものにのみ適用される。

・かつて、〔非公開カードに関する誤り〕は戻すべき領域について言及していた。カードを戻す場所の中には厳密には領域ではない(集合する中隊などで見てしまったカードなどの場合には、領域の部分集合)ことがあった。なので、ゲーム上における定義が緩い"場所"という語を用いることとする。これは、いわゆる、機能的な意味を伴わない変更である。おおむね、〔非公開カードに関する誤り〕はもう少し不安定な変更を経た後に安住の地を見つけられるのではないだろうか。もう少し、つつくべき重箱の隅がある可能性はあるし、改善の余地をに気づくことはあるかもしれないけど、大事な部分は要求を満たしているんじゃないかな。

隅について話をすると、異界月のあるカードがちょっと奇妙な挙動をする。《偏った幸運/Fortune’s Favor》だ。現場では、ほとんどの場合プレイヤーは4枚の束をライブラリーからとって伏せたまま対戦相手に渡すので、これが大きな問題にはなるとは考えてない。5枚のカードを伏せて渡した場合、これは明らかに、公開されている情報から修正できる誤りだし、GRVだ。でも、理論上は、プレイヤーが対戦相手にライブラリーから直接カードを取らせることは考えられるし、その場合に対戦相手が5枚のカードを取ることもあり得る。もしかすると、《嘘か真か/Fact or Fiction》みたいな奴だと思ったのかもしれない。この仮定に基づくと、これは2枚のカードがくっ付いてた場合のような、単純な手が滑ったことに起因する誤りではないから、〔非公開カードに関する誤り〕の要件を満たすんだ!そのカードの集合を公開して、対戦相手(この場合において、該当する人物は呪文を唱えたその人だろうね)は1枚カードを取り除いてライブラリーに混ぜる。そう、プレイヤーは選択する際に、完全な情報を得た上で行うことになるだろう。だから、これらのカードの集合をライブラリーから取る時は、慎重になったほうが良いね!



・トイレ休憩などで、ゲームの開始を遅らせる必要がある場合の取り扱いをもう少し明白にした。彼らは、トーナメントを続けないと判断した、と想定されるまでの間に10分間で済ませなければならない。

・〔デッキ/リストの問題〕はたくさん変更されているように見えるが、これは殆ど文章を動かしただけだ。追加措置のいくつかの部分は定義の節に有る方がふさわしい。デッキとサイドボードを等しく扱っていた行文は取り除かれた。代わりに、サイドボードは関連する箇所で明白に言及されている。これは、"…異なるスリーブに入っているカード…デッキが適正かどうかを判断する上では無視する。"という文章がライブラリーのトップが予期せずもオレンジ色のスリーブに入っている状況を想定していて、そこから有利を得ることが不可能だからだ。

・〔区別できるカード〕には、サイドボードのカードについて、それがデッキに加わるまで区別できるとはならない事について注意が加えられた。そう、プレイヤーはおそらく、区別がつくカードをそのままデッキに入れる。でも、今現在、対戦相手に提示したカードは正常だし、もしスリーブを交換したら、どこにも問題はなくなる。君が何を気にしているのかを彼らに伝えると、なんとペナルティを出す可能性を回避して人生の楽しみを勝ち取ることができるんだ。

・MTRが少し変更された。デッキリストを提出する期限が明示された。(構築戦では1回戦の開始前、リミテッドではプレイする最初のラウンドの開始前)。現在は合体カードが公式なカードの定義に沿うようになった。あなたがコントロールしている対戦相手のサイドボードを見ることはできない。デッキ登録の際、ソートは推奨され続ける。そして、ゲーム開始時の占術じゃないアレは、手順の省略において占術として扱われる。ま、実際、占術だし…

わかった?大したことないでしょ。心配することはないんだよ。ただ、こんな小さな変更でも、協力してくれるみんなの力が必要なんだ。Isaac King、Ian Smith、Andrea Mondani、Jeff Morrow、そして、前の版で4.8節が思いがけず4.4節と番号が振られていることを教えてくれた皆さんに特別な感謝を。私たちは、世界中のジャッジが物事をよりはっきりとさせられる方法を模索しています。だから、協力してくれる方々は大歓迎です!

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